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湯シャンは万能じゃない!髪の持ちは施術の完成度で決まる
「シャンプーを使わずお湯だけで洗う“湯シャン”は髪にやさしい」——これは事実。ただし、縮毛矯正やカラーの持ちを決める最重要ポイントは、実は施術の時点で薬剤反応をしっかり完結させ、髪を安定化できているかです。山梨・美容室シーリスが美容師目線で解説します。
湯シャンとは?
シャンプー・トリートメントを使わず、ぬるま湯のみで頭皮と髪を洗う方法。化学成分の刺激を避けられるため、敏感肌や自然派志向の方を中心に実践者が増えています。
持ちを決めるのは施術の完成度
縮毛矯正やカラーなど薬剤施術では、サロンでの薬剤反応を最後まで正確に進め、髪を安定させて仕上げることが最重要。ここが甘いと髪は不安定なままになり、湯シャンでもシャンプーでも日常ダメージが進行します。
逆に、反応が適切に完了して髪が安定していれば、湯シャンかシャンプーかで持ちの差はほぼ出ません。違いを生むのは主に「不純物の蓄積量」です。
湯シャンの本当の役割
湯シャンは魔法ではありません。役割は、髪・頭皮に付着する不純物を減らし、酸化や劣化の進行を遅らせることです。
蓄積しやすい不純物の例
- スタイリング剤やトリートメントの残留被膜
- シャンプーの洗浄成分の残り
- 空気中のホコリ・皮脂酸化物
これらが蓄積すると乾燥・ごわつき・変色の原因に。湯シャンは付着量を抑えやすいため、結果としてコンディションの維持に寄与します。
湯シャンのやり方(美容室シーリス推奨)
基本設定
- 温度:38〜40℃のぬるま湯
- 時間:最低でも3分以上、頭皮を中心にしっかりすすぎ
手順
- 髪と頭皮を十分に濡らす(1分以上)。
- 指の腹で頭皮をマッサージしながら流す(2分)。爪は立てない。
- 毛先はこすらず、お湯を通すだけ。
- タオルドライ後、ドライヤーで根元から素早く乾かす。
移行期のコツ
- 最初の2〜3週間はベタつき・においが出やすい。週1回だけ低刺激シャンプーを併用するのも可。
- ハード系スタイリング剤を使った日は、同日中に洗浄力弱めのシャンプーを少量で。
湯シャン専用ブラシの活用
お湯だけでは落ちにくい皮脂やホコリを除去するには、湯シャン専用ブラシの活用もおすすめです。 例えば「no poo/no poo 2」は、 毛穴に届く長めのピン(先球加工)と段差植毛構造で、髪のすみずみまでお湯を行き渡らせやすくします。 シャワーを当てながらブラッシングできるため、不純物の蓄積を抑え、湯シャンによる酸化・劣化予防効果をさらに高めることが可能です。
湯シャンが合う/合わないケース
合いやすい
- スタイリング剤の使用をしていない生活
- 頭皮乾燥・敏感肌傾向
- 基本的にはワックスを使用していない髪や頭皮ならオススメです
- シーリスの美髪縮毛矯正など施術時に髪を安定化できている状態
合いにくい
- ワックスやスプレーを毎日しっかり使う
- 皮脂分泌が非常に多い/頭皮トラブルがあり薬を使用している
- 施術の完成度が不明・安定していない
まとめ
- 持ちの決め手は湯シャンかどうかではなく、まず施術の完成度。
- 湯シャンは不純物の蓄積を抑えるサポート役として有効。
- 正しい施術+日々のケアの両輪で、長く美しいコンディションを維持。
よくある質問
Q. 湯シャンだけでにおいは大丈夫?
A. 移行期はにおいが出やすいですが、二週間ほどで頭皮を時間をかけてすすぐことで改善します。スタイリング剤を多用した日はクレンジング用のシャンプーやシャンプー前にコンディショナーなどをワックスを使用した部分にもみ込むとワックスが落ちやすいです。
Q. 湯シャンだとカラーの退色は遅くなりますか?
A. 退色の主因は施術の安定度と酸化・摩擦・熱です。湯シャンは不純物の蓄積を抑えられる分、コンディション維持に寄与します。
Q. 完全にシャンプーをやめないと意味がない?
A. いいえ。生活スタイルに合わせて湯シャン主体+必要日にだけ低刺激シャンプーでも十分メリットがあります。